見た。正直見たのは7月くらいなので時間が空いたけれど、振り返りはしておく。
Vガンダム
総括
聞いてたより明るい話だし子供向けとして胸を張れるものだったと思う。
詳細
富野監督が世に送り出したガンダムシリーズ作品の中で、最も教訓的な内容になっている。
つまり、
憧れのお姉さんはその実血の通った人間なので、いつしか手放しに憧れることはできなくなる。外に出るとちょっかいかけてくれるお姉さんたちも出てくるけれど、大体はわざわざ年下にちょっかいをかける程度には碌でもなかったりするし、そうじゃなかったとしてもいずれ身を固めてフェードアウトする。なんだかんだで身の回りにいる一見つまんなく思えるような女の子が特別なプリンセスなので真摯に愛しましょう。
というものだ。
これはあまりパッとしない青春を送った異性愛者の男性が長い期間をかけて学習するものであり、そういうものを子供に向けて送り出す富野監督は偉い。あまりにもあまりにもなないような音で、Twitterに直接投稿できないタイプの感想になった。
話の悲惨さについてはよくネットで見聞きしていたので身構えていたので、実際見てみたら拍子抜けした。明らかに戦闘の苛烈さを示すためのバロメータとして出てきたキャラクターがノルマのように順繰りに死んでいく展開で悲しめるほどの豊かな感受性はない。
戦闘は見ていて楽しかった。分離・合体というギミックを限界まで擦り倒す戦闘は見ていて飽きがこない。劇伴もよかった。さすがにショスタコーヴィチすぎない?といった気恥ずかしさが湧いてこない劇伴は安心してノレる。
∀ガンダム
総括
一番面白いガンダムだった
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よすぎて逆にあまり語るべきポイントがない。だって明らかにできがいいし。キャラデザキャラデザよし、20世紀初頭の北米を基調としたビジュアルコンセプトよし、シナリオよし、劇伴よし、萌えよし、第一話と最終話の対比よし、リリ・ボルジャーノ様よし。とにかく見ていた幸せな気持ちになれた。私はどうやら高貴な女性が高貴な女性として振舞っていたり、その高貴さに相応しい敬意を集めていたりすると嬉しい気持ちになるようなので、その点ターンエーの福利厚生は手厚かった。
アデスカ編も、ポストアポカリプス系の遠未来ファンタジーでやってもらえると嬉しい話をやってくれていたので、ありがたかった。
余談
リリ・ボルジャーノ様は本当にいいキャラクターだと思う。いや、これを余談と呼ぶのは無礼か。
本論
リリ・ボルジャーノ様は本当にいいキャラクターだと思う。
Gのレコンギスタ
総括
ノレド・ナグは偉い
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面白い絵面や戦闘をたっぷり見せてくれたように思う。キャラクターのビジュアルもよかった。最萌ガンダムどれかと聞かれると、Gレコと答えるかもしれない。私は普通に萌えアニメが好きなので、ガンダムに萌えキャラが出てくると嬉しい気持ちになる。
私はこの世に存在する萌え・イラストの中で最も美しいものは。吉田健一氏が描いたテレビアニメ『ゆゆ式』2話 エンドカードだと思っている。そのため、Gレコが"血"によく"馴染む"。
余談
ヘルメスの薔薇があまりにも薔薇すぎて、ガンダムシリーズ通しで見て一番笑ったかもしれない。
GQuuuuuuX(富野監督作品ではないけど、そもそも過去作に触れるきっかけとなったので言及しておく)
総括
あまり評価ができない。もっと萌えたかったし、ガンダムのかっこいい戦闘シーンを見たかった。
詳細
竹氏の魅力的なキャラデザ、高い城の男めいた魅力的な設定、照井順政氏の魅力的な劇判など、面白くなりそうな予感をずっと感じさせてはくれていたけれど、それ以上にテンションを上げられない旧作ネタの比重が大きくなっていたように思う。マチュとニャアンが一回仲違いをした後餃子パーティで仲直りする回を観たかったな……。そういう積み重ねがあった上で、餃子パーティの不成立が意味を持つと思うし、あと何よりマチュとニャアンでもうちょっと萌え萌えしたかった。
旧作の扱い方については、とりわけ終盤への不満が大きかった。
リファインされているわけではない昔のガンダムのビジュアルが最終局面で出てくると嬉しいか?
→別に嬉しくはない
逆シャアのテーマ(30年以上前の曲)が流れると嬉しいか?
→別に嬉しくはない
リファインされているわけではない昔のガンダムがもったり戦う回想シーン(なぜか薙刀の柄でビームサーベルを受け止めている)が流れると嬉しいか?
→別に嬉しくはない
→別に嬉しくはない
今年に入ってガンダムシリーズに触れたせいか、私にはファーストガンダムのデザインや逆シャアのテーマ曲が、2025年に現役バリバリのコンテンツとして戦っていけるものだとは思えなかった。MCUだってアイアンマンの初期デザインをそのまんま「これはすごいものですよ」と出すことなく、ある程度リファインした上でさらに「これはプロトタイプなんすよ」という出し方をしていた。何か気持ちを乗せる上での一工夫がほしかったように思う。そういうものがあったら映画『バトルシップ』のミズーリの活躍シーン並みに盛り上がれたかもしれない。
ただ、ララァ・スンがあまりにもマブかったので、「まあララァ・スンがマブかったからいいか……」という気持ちにはなった。マブかったね、最終話エピローグのララァ・スン。
最後に
おもしろかった富野監督のガンダム作品でランキングをつけると、以下のような結果になる。
好ましかったキャラクターは以下